22日夜に牧生活改善センターで開かれた選挙結果報告会で藤沢氏は「いつまでも光輝く持続可能な村にしていくのが私に課せられた使命。これまで同様に高山村政を担っていくことが私の生涯をかけた仕事、任務。心機一転、さまざまな課題解決に向けて取り組んでいく」と決意を語った。
藤沢氏は、子育て教育環境のさらなる改善で若い世代の人口維持と増加を図る考え。子育て世代の負担軽減施策を拡充し、安心して子どもを生み育てることができる環境づくりを行う。同センター前で行った第一声で「消滅可能性自治体と言われた高山村を絶対に消滅させてはならない」と強調した。
農業の高収益化と新規就農者の増加、自然景観や温泉資源を有効活用した観光業の発展にも力を入れる。農産物のハイブランド化、産地訪問観光、観光資源をさらにPRし、来訪者の増加を目指す。
健康長寿の村づくりにも注力する。高齢者の多くが交通弱者とし、柔軟性を持たせた公共交通の再考を進める考えだ。
ハザードマップの絶え間ない更新などで災害対策を強化、公民館施設改修の早期完成を目指す。
藤沢氏は須坂商業高校卒。村職員として建設水道課長、総務課長などを歴任。定年退職後、2017年4月から今年9月まで副村長を務めた。
11月15日に初登庁する。
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