成年男子・組手個人の軽量級で高山村山田温泉出身の藤沢風雅さん(19、駒澤大1年)、中量級で小布施町松村出身の畔上宙(そら)さん(22、駒澤大4年)が共に5位入賞を果たした。
組手個人は軽量級、中量級それぞれ都道府県代表の47人が出場。トーナメント戦で優勝を争った。
藤沢さんは、技を出すタイミングや強さを意識して練習に取り組んだ。「1、2回戦は得意技の刻み突きがうまく決まり、思い通りに試合を運ぶことができた。準々決勝で負けてしまいベスト4にはなれなかったが、目標としていた順位になれてうれしい」
畔上さんは、試合後半まで体力を持続させるためにペース配分を意識して勝負に挑んだ。「準々決勝まで勝ち進み、優勝した佐賀代表選手と戦うことができた。とても強かったが、隙をついてポイントを取れたので自分の力は発揮できたと思う」と振り返った。
今後に向けて、藤沢さんは「2028年に長野県で開催される国スポを見据えて練習に励み、県代表として個人・団体でメダルを取りたい」。畔上さんは「大学卒業後も競技を続けるかはまだ未定だが、空手で学んだことをこれからの人生に生かしていきたい」と語った。