これまでの歩みを振り返り、功労者らを表彰するとともに、地域のさらなる発展を願った。
小布施町は北斎ホールで開いた式典に、約200人が参加。町出身の金属造形作家春山文典さん(79、東京都)に名誉町民の称号を贈呈したほか、定例・特別表彰を行った。
1954(昭和29)年2月に町制を施行した小布施村と都住村が対等合併し、同年11月に現在の小布施町が誕生した。
桜井昌季町長はあいさつで、70年間のさまざまな出来事に触れ「多くの喜びを町民同士で分かち合い、悲しみや困難も乗り越えてきた」と振り返った。人口減少問題、町を支える農業のさらなる推進などに加え、子育て支援、医療福祉、関係・交流人口を増やすことなどが次への進展につながる―とし、「10年先、20年先の明るい未来を見据え、幸せを感じ誇れるまちづくりを町民の皆さんと共に進めていく」と述べた。
小西和実議長は「70周年を一つの節目として、愛する郷土の限りない繁栄と住民福祉向上のため、行政に対して政策提言を行い、議員一同、日々努力していく」と誓った。
表彰式では定例町長表彰11人・3団体、70周年特別表彰2人・4団体、70周年自治功労特別表彰13人をたたえた。
閉式後には、70年の軌跡をまとめた映像(グーライト制作)などを上映した。栗ガ丘小グラウンドで行われたバルーンリリースセレモニーに児童ら親子130人が参加。文化体育館で開いた交流祝賀会には240人ほどが参加した。70周年記念で行ったマンホールふたデザインの表彰式もあった。(関連記事/11月9日付須坂新聞2・3・10・18・19面に)