
議長に4期目の小西和実氏(43、林)、副議長に2期目の寺島弘樹氏(69、六川)を選んだ。小西氏は任期折り返しで再任の2度目。現時点で県議会、県内市町村議会を含む議長として最年少と思われる。寺島氏は初。共に無所属。任期は議員任期満了の2027年4月29日まで。
議長選には小西氏と関良幸氏が立候補。単記無記名投票の結果、投票数12票のうち、小西氏が8票を得た。関氏は4票だった。
小西氏は所信表明で「前半の2年間で進めてきた議会改革の仕組みを定着させたい」とし、DX化に伴うペーパーレス、タブレットの活用、アシスター会議の改良版設置など、集中的に進めたい議会刷新への思いを強調。「一つのチームとして団結し、これまで以上に世代、立場、派閥を越え、しがらみなく自由闊達(かったつ)に議論する議会を推進していく」と決意した。
当日、副議長の立候補はなかったが、欠席を事前に申し入れた寺島氏が7日付で、文書による所信表明を提出していた。
投票の結果、寺島氏が7票を得て当選した。中村雅代氏が3票。無効2票。
寺島氏は所信表明で、常任委員会での議員間討議と徹底審議の確立、町議会モニターの設置、議会からの決算審査を踏まえた政策提言、タブレットの積極活用、子ども議会実施への取り組みなどを訴えた。
議長選を巡っては、任期中の前半、後半の連続4年間議長を務めるのは、町議会では初。過去に関悦子氏が任期をまたいで連続4年間務めた。