
1、2日に福井県で開かれた北信越大会で男子の小布施クラブが3位、女子のガロンズ夢王が準優勝し、全国大会への切符を手にした。
小布施クラブは準決勝で昨年敗れた光野(石川)に2―0で負けたが、代表決定戦で新井(新潟)に勝ち、全国大会進出を果たした。
飛沢倖志主将は「3位で悔しいが全国に進めた。小布施のコンビバレーを発揮して全国ベスト8を目指したい」と意気込む。
山㟢監督は「セッター以外の全員がアタックを打てるのが強み」とし、サーブやレシーブの精度を高め、上位進出を狙う。「主将の飛沢やエースの伊藤、市川など全国大会経験者の活躍が期待できる」という。
阿部さんは「互いのダメなところ、いいところを言い合えるチーム。全国では自分のプレーでチームを盛り上げて勝利に貢献したい」。伊藤さんは「全国までにチームのブロック力を高め、守りも強くしたい」と話している。
ガロンズ夢王は北信越大会準々決勝で、4連覇を狙った福井工大福井を破るなど、勝負強さを発揮して念願を果たした。選手11人のうち、須高では主将で相森3年の宮川心花(このか)さん、東3年の阿部美月さん、常盤1年の中村陽葵(ひまり)さんの3人が所属。「感謝を伝えるバレー」で全国4強入りを目指す。
福井工大福井戦は、第1セットをあっさり先取されたが「すぐに切り替えられた」(宮川さん)と難敵を退けた。宮川千春コーチは「臆せずプレーできるところがチームの強み」と評価する。
ミドルブロッカーの阿部さんは、多彩な位置から打てるスパイクと、コースを打ち分けられるサーブが持ち味。全国大会では試合内容にもこだわりたいとし、「自分が納得できるプレーをしたい」と意気込む。
中村さんは、けがをしているものの、ピンチサーバーとして出番を待つ。「得意の無回転サーブで相手を崩したい」と話す。
ミドルブロッカーの宮川さんは、身長174cmの高さを生かしたブロックやスパイクに加え、レシーブにも自信を持つ。主将として「とにかく声掛けをしてチームを安定させたい」と誓う。