PTAが主体となり学校や地域の音楽団体が協力。6年生(48人)を対象に、書写の授業風景をビデオ収録してアフリカの学校と交流する―という手の込んだ架空の授業を仕込んだ。突然の出来事に児童たちは戸惑いながら隣同士で顔を見合わせたり、周りを見回したりしながら、感動的な文化体験をした。
児童が静かに筆運びを練習していると、急に着信音が鳴り、サプライズがスタート。カメラマンがドイツ語でベートーベンの第九「歓喜の歌」を無伴奏で歌い始め、担任、校長、教頭も歌唱。後方にいた保護者約20人も加わり、ピアノ演奏、さらには長野市民合唱団コールアカデミー約20人が入室してクライマックスを迎えるというシナリオを演出した。「believe(ビリーブ)」の合唱も披露した。
児童の市村駿治さんは「驚きすぎた。思い出に残りそう」。浅沼千穂さんは「どうしたらいいか分からなかった」と驚きを隠さなかった。
PTAの発案で企画し、8月から練習をスタート。フラッシュモブの頭文字をとって「FMコーラス」とし、保護者から参加を募った。最後まで児童たちには隠し通し、練習を重ねてきた。
コーラス委員長の東方真季さん(44、荒井原)は「びっくりしてもらって、やった甲斐があったと思う。私たちにとってもいい思い出になった」と話していた。